各種材料評価試験機の総合メーカー 株式会社東洋精機製作所

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HDT / Vicat試験装置【ヒートディストーションテスター】｜No.533-

  • No.533 HDT試験装置 6M-2
    No.533 HDT試験装置 6M-2
  • No.533 HDT試験装置 3A-2（全自動モデル）
    No.533 HDT試験装置 3A-2（全自動モデル）
  • 試験片自動供給装置（3A-2・6A-2）
    試験片自動供給装置（3A-2・6A-2）
  • No.532 高温HDT試験装置 HT-3R
    No.532 高温HDT試験装置 HT-3R
  • No.533 HDT試験装置 6M-2
  • No.533 HDT試験装置 3A-2（全自動モデル）
  • 試験片自動供給装置（3A-2・6A-2）
  • No.532 高温HDT試験装置 HT-3R

HDT試験装置は、プラスチック材料の耐熱性を評価する試験機です。（荷重たわみ温度／DTUL試験機・熱変形試験機・ヒートデストーションテスター）

試験項目 試験規格
荷重たわみ温度（DTUL）試験
  • JIS K 7191-1, 2（ISO 75-1, 2）
  • ASTM D648

ビカット軟化温度（VST）試験
  • JIS K 7206（ISO 306:2013）
  • ASTM D1525

荷重たわみ温度試験は、油槽中の試験片に圧子で規定の曲げ応力を加えながら熱媒体（シリコーンオイル）を一定の速度で昇温させ、試験片が規定のたわみ量に達した時の温度を荷重たわみ温度（DTUL）として評価するものです。試験片の曲げ方向によりフラットワイズ法、エッジワイズ法があります。

先端圧子の交換により、針状圧子が試験片に1mm侵入したときの温度を測定するビカット軟化温度（VST）試験*、および電気用品耐熱試験で規定されているボールプレッシャー試験*にも対応可能です。（※オプション）

熱媒体の冷却は、油槽温度が最高300℃の高温になることから安全面に配慮し、油槽内に冷却管（冷却コイル）を設置する方式ではなく、シリコーンオイルを油槽外の水冷式熱交換器*に循環させて冷却する方式を採用しています。（※本体下部設置・写真参照）

熱交換器で冷却しているので、冷却速度が速くテストサイクルが大幅に短縮されます。

特長

  • 油槽内に冷却管を設置していないので安全です。
  • 熱交換器方式の採用により、冷却速度が速いので、テストサイクルを短縮できます。
  • チラー*併用により、水温の高い夏場でも素早く冷却できます。（※オプション）
  • 温度による測定架台のひずみを自動補正します。
  • 昇温前5分間の試験片クリープ補正が正しく行われます。
  • 油槽内に着脱式の試験片落下防止かごが付いています。
  • 試験片過熱防止と装置加熱防止のダブル安全ガード。
  • 架台周囲に安全扉*を備えています。（※開くと動作一時停止、閉じれば再び動作継続）
  • 内蔵循環ポンプを利用して、本体下部からシリコーンオイルの給油を容易に行えます。

 

No.533 HDT試験装置  3M-2・6M-2（標準モデル）

型式 3M-2 6M-2
試験片数 3本 6本
熱媒体 シリコーンオイル（100cSt）
試験温度 300°C max.
昇温速度
  • 120°C/h
  • 50°C/h
曲げ応力
  • JIS／ISO：1.80MPa（A法）、0.45MPa（B法）
  • ASTM：1.82MPa、0.455MPa
ウエイト（おもり）
  • DTUL（JIS／ISO）用：標準付属
  • DTUL（ASTM）用：オプション
  • ビカット（VST）用：オプション
  • ボールプレッシャー用：オプション
変位測定 差動トランス　1/1000mm単位表示
負荷圧子
  • DTUL用：標準付属
  • ビカット（VST）用：オプション
  • ボールプレッシャー用：オプション
試験片支持台　支点間距離 64±1mm、100±1mm（共用）
冷却方式
  • 標準：水冷式熱交換器（水道水使用）
  • オプション：低温冷却水循環用チラー（水道水併用）
データ処理装置 標準付属（PC、専用ソフトウェア）
電源 単相、AC200V、50/60Hz、14A 単相、AC200V、50/60Hz、24A
水源 0.1～0.7MPa　5L/min.以上
寸法 W720 × D630 × H1350mm W1010 × D630 × H1350mm
質量 約150kg 約180kg

 

No.533 自動HDT試験装置　3A-2・6A-2（試験片自動供給装置付モデル）

型式 3A-2 6A-2
試験片数 3本 6本
試験片収納方式 カセット方式
試験片収納数 120本（厚さ4mmの場合） 240本（厚さ4mmの場合）
熱媒体 シリコーンオイル（100cSt）
試験温度 300°C max.
昇温速度
  • 120°C/h
  • 50°C/h
曲げ応力
  • JIS／ISO：1.80MPa（A法）、0.45MPa（B法）
  • ASTM：1.82MPa、0.455MPa
変位測定 差動トランス　1/1000mm単位表示
試験片支持台　支点間距離 64±1mm、100±1mm（共用）
冷却方式
  • 標準：水冷式熱交換器（水道水使用）
  • オプション：低温冷却水循環用チラー（水道水併用）
データ処理装置 標準付属（PC、専用ソフトウェア）
電源 単相、AC200V、50/60Hz、14A 単相、AC200V、50/60Hz、24A
エアー源 0.3MPa、5L/min.以上  
水源 0.1～0.7MPa  5L/min.以上
寸法 W780 x D760 x H1540mm W1080 x D760 x H1590mm
質量 約180kg 約210kg

安全装置

架台部
  • 安全扉*を設置（※開くと動作一時停止、閉じれば再び動作継続）
温度関係
  • PC画面上限リミット（ソフトウェア上で設定した油槽温度に達するとヒーター回路遮断、オイル冷却開始）
  • 試験片加熱防止器（油槽温度が設定値に達するとヒーター回路および機械動作回路遮断）
  • 試験装置加熱防止器（同上）
冷却水関係
  • 冷却水供給異常時、オイル循環ポンプモーター回路遮断

 

 

No.532 高温HDT試験装置

高温HDT試験装置は、300℃を超える試験に対応した荷重たわみ温度試験機です。

試験片の配置や槽内空気の流れを制御することにより、温度分布を飛躍的に向上させています。

型式 HT-3R HT-6R
試験片数 3本 6本
熱媒体 空気
試験温度 450°C max.
昇温速度
  • 120°C/h
  • 50°C/h
曲げ応力
  • 1.80MPa（A法）
  • 0.45MPa（B法）
変位測定 差動トランス　1/1000mm単位表示
試験片支持台　支点間距離 64±1mm、100±1mm（共用）
冷却方式
  • 圧搾エアーによる強制冷却
データ処理装置 標準付属（PC、データ処理ソフト）
安全装置
  • 安全扉インターロック機構（試験槽内が設定温度以上の場合、開閉不可）
  • 安全扉開時　荷重および架台動作不可
  • 過温防止装置
電源 単相、AC200V、50/60Hz、15A
エアー源 0.4～0.7MPa、5L/min.以上
寸法 W1110 × D795 × H1640mm
質量 約185kg

 

参考規格

JIS K 7191 プラスチック－荷重たわみ温度の求め方
JIS K 7206 プラスチック－熱可塑性プラスチック－ビカット軟化温度（VST）の求め方
ISO 75 Plastics-Determination of temperature of deflection under load
ISO 306:2013 Plastics-Thermoplastic materials-Determination of Vicat softening temperature (VST)
ASTM D648 Standard Test Method for Deflection Temperature of Plastics Under Flexural Load in the Edgewise Position
ASTM D1525 Standard Test Method for Vicat Softening Temperature of Plastics

 

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