混練・押出性試験装置『ラボプラストミル®』とは?About Labo Plastomill
概要
『ラボプラストミル®』は、小型ミキサー・押出機を用いた加工特性の評価や、成形のシミュレーションを行う試験装置です。熱可塑性樹脂・熱硬化性樹脂・エラストマーなど、高分子材料分野において多くのお客様にご活用いただいております。試験には様々な方法がありますが、生産現場の成形加工に近い条件で測定を行うことが可能なため、実用的な測定データを少量のサンプルで得ることが可能です。
ラボプラストミルの基本構成は、駆動部および混練トルクの検出部を含む本体、試験条件設定や測定データの記録・演算を担うデータ処理装置、試料の混錬や押出を行う測定ヘッド(ミキサー、各種押出機)、各測定ヘッドの専用架台からなります。
各種付属装置の追加や変更によって、様々な試験の用途に対応することができます。測定ヘッドを複数お持ちの場合でも、1台の本体に付け替えて共有することができますので、拡張性が高く、柔軟な運用が可能です。
評価項目・用途例
熱可塑性樹脂 |
・相対溶融粘度 ・動的熱安定性 ・可塑化特性(PVC) ・可塑剤の吸収特性(PVC) ・磁性体、金属粉、強化材などの分散 ・ナノ粒子の分散評価試験 ・セラミックスのぬれ特性 ・消費エネルギー ・添加剤(安定剤、滑剤、可塑剤、相溶化剤など)の影響 ・コンパウンディング ・ペレタイジング ・成形シミュレーション(シート、フィルム、製袋、チューブなど) |
エラストマー |
・相対溶融粘度 ・動的加硫特性 ・カーボンブラックの分散 ・ナノ粒子の分散評価試験・添加剤(加硫剤、増量剤など)の影響 ・消費エネルギー ・評価用試料混練(JIS K6299) ・コンパウンディング |
熱硬化性樹脂 |
・相対溶融粘度 ・動的硬化特性 ・消費エネルギー ・添加剤(硬化促進剤、遅延剤、増量剤など)の影響 |
ペイント |
・顔料の油吸収特性 |